初めてたくみ治療院へ行ったのは、ぎっくり腰で歩く事も座る事も立つ事もままならなくなった時でした。
　
以前から、近所でも「たくみさんはすごいよ！」
「治ったよ！」という評判を聞いていましたが、どんな治療をしているのか全く知りませんでした(当時はHPもありませんでしたので)。
しかし、仕事に支障をきたすため「早く治したい」という一心で、評判を頼りに行ってみました。

心地よい待合室で、新聞やテレビを見ながら退屈する事なく順番を待ちました。

いよいよ自分の番になったときに、治療器などの器械が一切ないことにまず驚きました。うつぶせの状態で、助手の方が症状についての質問をしながら、背中から腰にかけて親指でほぐしてくれました。親指が、痛みのある腰に近づくにつれ、段々と痛みが大きくなりましたが、何とか我慢できるギリギリのところで調節してくれているようでした。ようやく慣れてきた頃、「それでは先生と代わりますね」と言って、助手の方が先生に私の症状を正確に伝えて下さって先生と交代しました。

先生も同様にほぐし始めるのですが、一押し一押しに力がこもっているのが伝わってきました。「ここじゃないですか？」と押されたところは、まさに痛みの根源とも言える部分でした。私の場合、背骨の骨と骨との間隔が狭くなっていることに伴う痛みであると、痛みの原因をわかりやすく丁寧に教えてくれました。

そして、これから行う治療についても、とてもわかりやすく理にかなった説明をしてくださいました。
「ここの間隔を広げるために、その周りから順番に広げていきます。ちょっと痛いけど我慢してください」
正直、本当に痛かったです！
「１日、２日は押した痛みが残りますけど、良くなりますから」と先生。
すぐに痛みがとれるなんて思っていませんでしたが、当日はまだ痛みがあったので、正直「本当かな」とも思いました。

しかし、次の日の朝、先生の言葉が本当だったことを実感したのでした。
少し痛みはありましたが、起き上がることも、立つ事も座る事も歩くこともでき、昨日までの苦痛が嘘のようでした。
　その後も何度か通いながら「ここじゃないですか？」
と言われた部分を押されても、痛みが少なくなっているのが
分かりました。
もちろん、今ではもうすっかり良くなっています。
最初はどんな治療なのか分からず不安でいっぱいでしたが、今では先生に「柔」の治療をしていただいて本当に良かったと思っています。
これからも宜しくお願いします。　能勢